支笏湖畔の美しい自然林を歩く

巨木の森

地元の人が森の精霊が棲むという巨木の森。マナーを守って散策したい。

9割以上が自然林という支笏湖の森の中でも、もっとも原始の環境を残しているのが支笏湖の西岸、美笛にある森だ。美笛とは、アイヌ語のピフィ(小石原にある川の意)に由来する地名で、清冽な美笛川が支笏湖へと注ぎ込んでいる。 この美笛地区には、樹齢300年以上のカツラ、ミズナラの大木がそびえ立ち、いつのまにか自然に「巨木の森」と呼ばれるようになった。そして、湖に注ぎだす美笛川の河口の中州には、湖水の影響で立ち枯れた巨木の根株も点在している。

巨木の森へのアプローチは至って簡単。湖の南岸を走る国道276号を洞爺湖・大滝村方面へと走り、美笛トンネルの手前を右折し道道78号に入る。美笛川を美笛橋までまたいだ先で道道は通行止めとなるが(美笛~オコタン間通行止め)、その手前で右に美笛キャンプ場へのダートの道を分ける。このダート道の沿線に広がっているのが巨木の森で、近年、立派な看板も立った。

車を路地側に寄せ、ダート道を散策するのがおすすめプラン。気に入ったところで、森の精霊の宿るような巨木をバックに記念撮影としゃれ込みたい。

巨木の森

ダート道

Step 1

ダート道の車道を歩くのが無難

沿道

Step 2

沿道には巨木が累々と茂り壮観だ

美笛キャンプ場

Step 3

湖畔まで歩くと美笛キャンプ場がある