まもなくチップ漁が解禁!!【支笏湖チップ】ってどんなお魚?

まもなくチップ漁が解禁!!【支笏湖チップ】ってどんなお魚?

支笏湖では毎年6月1日から8月31日までチップ漁が解禁されます。まさにこれからが旬の時期。

1年のうちたったの3ヶ月しか漁が行われないため、とても貴重な食材です。

年によっては水揚げ量が少ないことから、その多くが支笏湖地域や千歳市内の飲食店にしか流通しない貴重なお魚です。

この記事では、千歳市の特産「支笏湖チップ」の魅力についてご紹介します。

支笏湖チップ(ヒメマス)は、ベニザケの仲間

ヒメマスは、ベニザケの湖沼残留型(※)で、サケ、カラフトマス、サクラマスと同じくサケ科サケ属に属します。淡水域にとどまるベニザケを「ヒメマス」と呼びます。


※本来、海に降りて成長するはずの魚が、海に降りずに湖沼や河川で一生を過ごす魚の生態のこと

支笏湖チップの由来

支笏湖のヒメマスは、1894年(明治27年)に原産である阿寒湖から移植されました。支笏湖での人工増殖がはじまった当初は、アイヌ語の「カバチェッポ(薄い魚)」と呼ばれていました。「チップ」は「チェッポ」に由来しています。その後、1908年(明治41年)、北海道庁水産課の森脇技師の「紅の小なるは姫に通ず」という提案により、翌年に【姫鱒(ヒメマス)】という和名が命名されました。

支笏湖では、大正時代に入るとヒメマス釣りが盛んに行われるようになり、釣り人や地元で「チップ」という名称が定着していきました。

支笏湖チップの美味しさの秘密

支笏湖チップのおいしさの秘密は、日本有数の水質を誇る支笏湖の生態系を含む自然環境にあります。

支笏湖チップはミジンコなどの動物性プランクトンを主食としていますが、支笏湖には動物性プランクトンを食べる他の魚も少ないため、十分な量のプランクトンがいます。

そのため、味に臭みがでる水生昆虫を口にすることが少なく、また、年間を通じて低い水温が、豊かな脂を持ち引き締まった身をつくります。

支笏湖チップが他の淡水魚の味とは別格の美味しさと言われている所以です。


現在、支笏湖チップは「リキッドフリーザー」という急速冷凍する機械を使って魚の細胞を破壊せずに、新鮮で品質の良い状態のまま長期間保存ができるようになっています。これにより 支笏湖チップは旬と変わらない味で通年で提供できるようになっています。

「支笏湖チップ」が地域団体商標登録されました

地域ブランドを保護し、地域経済の活性化を目的とした地域団体商標に北海道で40番目に登録されました。

(登録日2024年6月28日) 


※地域団体商標制度とは

地域の産品等について、事業者の信用の維持を図り、「地域ブランド」の保護による地域経済の活性化を目的として2006年4月1日に導入された特許庁の制度

「支笏湖チップ」が地域団体商標登録されました

支笏湖チップを食べてみよう

この時期、支笏湖のホテルや旅館、飲食店などで刺身やお寿司、塩焼、フライ、天ぷらなど様々なチップ料理を楽しむことができます。

支笏湖の冷たく清らかな水で育ったチップをぜひ味わってみよう。 

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